RETURN
2025年の終わりに、2026年から取り組みたいこととして、
「つくる・売る」に加えて、「戻る」という工程を
日々の仕事の中に組み込んでいっています。
自分たちがつくったものを販売して終わりにするのではなく、
着なくなった服を引き取り、必要があれば直し、染め替え、もう一度販売する。
服をつくる過程で残った生地も、次のものへつなげていく。
現在MUYAでは、少しずつ試しながら始めた5つの取り組みを続けています。
小さくても自分たちの考える衣食住の価値体系を表現していきたいと思っています。
01. 買取・引き取り / Buy-back・Take-back
MUYAでこれまで販売してきた衣服を中心に、買取・引き取りをしていく予定です。
長く着たもの、着る機会が少なくなったもの、サイズが合わなくなったもの。
一度誰かの手に渡った服が、もう一度MUYAに戻ってくる入口です。
戻ってきた服は一点ずつ状態を確認し、そのまま次の人へ渡せるもの、修繕するもの、染め替えるもの、素材として使うものに分けていきます。
02. 修繕 / Repairs
破れたり、ほつれたり、傷んだりした服を、できる範囲で直しています。
新品の状態に戻すことを目的にするのではなく、これからも着続けられる状態に整えることを大切にしています。
03. 黒染め / Re-dyeing — BLACK OVERDYE
汚れや色褪せ、染めムラなどによって着る機会が少なくなった服を、黒く染め替える取り組みです。
MUYAの製品だけでなく、現在は他のブランドの衣服も受け付けています。
染め替えは「二浴染め」という手法で行います。
やり直しや買い替えではなく、その服の続きとして、着られる時間を延ばしていく取り組みです。
素材の適合性や縮みなどのリスクについては、事前にきちんと説明します。
年2回、自分たちの生産過程で生じた色ムラやわずかな汚れのある製品に加え、
一般の方からお預かりした衣服の染め替えも行っています。
04. 再販売 / Resale (buy-back / repaired / re-dyed pieces)
買取した商品、修繕した商品、染め替えした商品を、もう一度販売できる機能を持ちたいと思っています。
現状は、実店舗とオンラインの両方で展開する形を考えています。
05. 生地の端材を使ったプロダクトづくり / New products from leftover fabric
2025年の夏から、生地の端材を継続的に回収し始めています。
今後は、回収した端材を 洗浄 → 解体 → 選別 し、新しい商品へ作り直すことに取り組みます。
目指したいのは、もののまわり(副産物)ではなく、商品単体としてしっかり成り立つもの。
集める・つくる・売る・戻る ——
この循環を、運用として組み込みたいと思っています。各工程で継続的に記録し、改善の指標にしていきたいと思います。回収量、再生できた点数、染め替え点数、材料費から人の作業へ移した比率、再販できるものは整えて販売し、難しいものは解体して端材に戻し、次の製品に活かします。原材料中心の考え方から、手の時間を中心にした考え方へ、少しずつ重心を移していきます。
